君と見る星は儚くて
『…おか…さん?おと…さん?』
私が呼んでもお母さんとお父さんはピクリとも動かない。
『ねぇ、お母さん、お父さんってば、早く起きてよ!私お腹空いたよ…?』
私がいくら話しかけても全く動かなかった。
『ねぇ!!目を覚ましてよ!!!
お母さん!!お父さん!!』
私はお母さんとお父さんの体を必死に揺らした。
そんな私を、看護師さんたちは止めにくる。
『嫌!!離して!
お母さんとお父さんは生きてるんだから!!』
『美和ちゃん!!!』
さっきの医師が、私の名前を大声で呼ぶ。
私は思わず肩をビクッと揺らした。
『…君のお母さんとお父さんは…もう…』