君と見る星は儚くて



「で、でも…美和ちゃん、あんなに速いのに…もったいないよ…」


「…ごめんね…
私はもう、走らないって決めたの…」



私はそう言って、腰まである黒髪を振り乱してまた歩き出した。







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