恋色電車




「そこの2人はもう今日はいいわよ!」



厨房の中から、店長の声がする。






もしかして、私・・・!?なんて期待して振り向いたけど、






私なわけもなく、スタッフさんだった。




むなしくなった気持ちを抑えて、パンの並びを整える。




しかし疲れたな~。




ーカランコロン




どの時間で休もうかと頭を悩ませていると、鐘がなった。





お客さんを知らせる、お店の合図。





「いらっしゃいませ!」





元気よく振り向くと、
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