恋色電車




さっき、店長が言ってたはず。






あ、あ、・・・・・









あっ!!!!!






羽生さんだっ!





「ありがとうございます、羽生さん」





私より背の高い羽生さんを見上げ、笑顔でお礼を言う。






「・・・・・・・いや」





ふいっと視線をそらされた。





耳が少し赤いことに私は、分からなかった。
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