恋色電車


「お邪魔します」




「どうぞ」




お店が終わった後、約束通り相談に乗ってくれる。



場所は、私の家。





「店長、私の家来るの2回目ですよね。トイレとか場所分かりますよね?」




「うん。さっ、飲んで語り尽くそう!」




さっき買ったビールが入った袋を、ひょいと顔の横に持ってきて





「ねっ?」と私に問い掛けた。





「そうですね!」




女子会ならぬ、相談会の始まりです。
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