恋色電車



ーコクン




何も言えなくなった私は静かに首を縦にふった。





「俺でよければ話し聞くよ?」




羽生さんの優しさ。





羽生さんなりの優しさなんだと思う。





店長にも話したけど、





羽生さんにも話したらもっと楽になるんじゃないかなって。





「聞いてもらってもいいですか?」





素直に頼ることにした。



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