恋色電車




少し場所を移動して2人きりになった。





そしてポツリポツリと話し始める。




「あの、前に好きな人いるって言ったじゃないですか?」





「うん」




「その人と毎週木曜日は一緒の電車だったんです」




「・・・・・・」





「だけど、羽生さんたち芸能人に会ったその週から会えなくなったんです」





羽生さんの目をみて話したいはずなのに、





顔はどうしても下がってしまう。





下げてないと今泣きそうなの分かっちゃうから。
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