恋色電車



もう、癖になっちゃったかも。




電車に乗って、




左を向くこと。




だって、案の定今日だって・・・今だってしてしまってる。




「・・・・・」





見間違いじゃなかった・・・・・。






だって、目の前に。





あんなに会いたかった、神谷さんがいるんだもん。




何もできずに、そのまま入口に立っていると、




自然に神谷さんの視線がふわっと私に向いた。




ーバチ



その瞬間目線と目線が絡み合った。
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