恋色電車



午後という、





人が全くいないであろうこの時間。






なのに、今日に限って人がたくさんいる。





今更になって少し後悔した。




その人ごみをかき分けなんとか駅のホームを抜ける。




何度も人にぶつかって、





深く被ってるキャップが外れそうになった。





「・・・・・はぁ」





電車に乗るだけでこんなに疲れるとは・・・。




思わずため息がこぼれた。
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