恋色電車




誰にも顔がばれないように、




深く俯いていれば、





数分で電車が到着した。




すばやくそれに乗り込み、




空いてる席に座った。




チラリと周りを見渡せば、





サラリーマンやOLの姿。




この時間に通勤っておかしくねぇか?





まるで、朝の通勤ラッシュのときのよう。




そんな疑問を残したまま、電車が動き始めた。
< 265 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop