恋色電車



ー翌朝。




重たい瞼をこじ開けてみれば、




時計は10:00を指していた。




はっきりしないままリビングへと降りる。




「あっ!羽生!!おはよう」




「・・・・・はよ」





「全く、せっかくカワイイお姉さまが挨拶してあげたのに!」




寝起きの頭には甲高い声はつらい。






「うるせぇ・・・」
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