恋色電車







「さっきのパン美味しかった。ありがとう」








そんなこと言うためにわざわざ戻って来てくれたのかな?








「い、いえ!たまたまなんで」








「ほんとに嬉しかったし、助かった」






軽く微笑んで、





「あっやべぇ」と慌てて電車から降りていく。






パン、また持ってこようかな。
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