恋色電車




びっくりして振り向くと、幼なじみがいた。





「よぉ、愛衣久しぶりやな~」





明るく陽気な笑顔で話しかけてくるのは




ぶんちゃんこと天野文多(Amano Bunta)。





「もう!びっくりさせないでよ!!」




「すまんすまん。リアクションがたまらんねん」





「私で遊ばないでっ!」





「そーいや、今自分何見とったん?」





ぶんちゃんにそう聞かれ慌てて飴をポケットにしまう。






「な、なんでもない!」
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