恋色電車



急に慌てだす私を怪しそうな顔でみる。





「ほんとかぁ~?」





それに答えるようにコクンコクンと首を縦にふる。




まだ、怪しそうに私を見るぶんちゃんに




全く違う話を振る。




「ぶんちゃんて、いつもこの時間いないよね?」




「そや」





「じゃあ、なんで今日はこの時間?」





「少し午前は用があってな。今日は午後出勤なんや」





「ふ~ん」
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