恋色電車





帽子で見えづらいけど、







口の端をニッって上げて真っ白な歯を見せて笑った。








いつも必ず1回はあなたと目が合った。







今日は、あなたと目があって笑った。








笑われて恥ずかしいのと、笑顔に照れた私は









それを隠すように、赤いチェックのマフラーを鼻まで上げた。
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