恋色電車



ードキドキドキドキ




さっきの場面が私の中で、何度も何度も再生される。






もし、あれが私じゃなくても同じことしてたのかな?





そんな不安も心のどこかにあったけど、









今は素直に喜ぶことにした。







「・・・名前」






「えっ?」






「俺の名前覚えててくれたんだ」




電車に乗ったときの顔とは違い、





私の大好きな笑顔で優しくわらった。
< 86 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop