恋色電車




この前もらった飴とはまた違う






可愛らしい飴。







「ありがとうございます」




さっきまでの寂しい気持ちはすっかりなくなっていた。






それだけ、私の中であなたの存在は大きいって事。





コートのポケットに飴を入れる。







「元気ないみたいだったけど・・・何かあった?」




眉毛を下げて、困ったように問い掛けてくるあなた。







それ、反則ですからっ
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