犬系な彼の飼い主はじめました!?
『でも今は…なんつーか二人が大好きです』
柵瀬くん…
『二人だから大好きです!』
「ありがとね。本当に」
『…でも、辛かったらいつでも頼ってください』
本当、柵瀬くんは、、、
『どうしても言えないこととか出てくるかも知れないし、他にも』
「うん。柵瀬くんもこれからも仲良くしてね」
告白されといて、こんなこと言うのも変か。
『…本当に嬉しいです。ありがとうございます』
柵瀬くんが鼻水をすするのがわかった。
…ううん、やっぱり何もわからない。
「また、明日ね。柵瀬くん」
『…っ、はい!先輩。お休みなさい』
幸せの中で、抱いた辛さだった。