-The Real Me-
-現在-
この事件以来、少女は少しずつ、明るさを取り戻していった。いや、過ぎるほどだった。
少女の学校で二人目の被害者(山口理沙)が出てから、十日後のことだった。
ズドンッ!!
「キャっ――」遅刻しそうになっていた一人の男子生徒がすれ違いざまに、少女と接触し倒れこんでしまった。
「オイっ、気をつけろ、このブスがぁ―――」
罵声を浴びせ立ち去った男は少女のクラスメートだった。
少女は一瞬ムッとしたがすぐに冷静さを取り戻し呟いた。
「三田…殺してやる」
その晩、いつもの様に薬を飲む。お陰で以前より、随分楽に眠れるようになっていた。
そして、祈った。
「お願い、出てきて…殺したい奴がいるの……」
程無くして、少女は眠りについた。
翌朝7時過ぎ、少女は目を覚ました。
軽い動悸と目眩がする。しかし、顔の表情は満足気であった。
「ハァ、ハァ、ハァ……やった…フフフ、やったわ……」
少女の学校で二人目の被害者(山口理沙)が出てから、十日後のことだった。
ズドンッ!!
「キャっ――」遅刻しそうになっていた一人の男子生徒がすれ違いざまに、少女と接触し倒れこんでしまった。
「オイっ、気をつけろ、このブスがぁ―――」
罵声を浴びせ立ち去った男は少女のクラスメートだった。
少女は一瞬ムッとしたがすぐに冷静さを取り戻し呟いた。
「三田…殺してやる」
その晩、いつもの様に薬を飲む。お陰で以前より、随分楽に眠れるようになっていた。
そして、祈った。
「お願い、出てきて…殺したい奴がいるの……」
程無くして、少女は眠りについた。
翌朝7時過ぎ、少女は目を覚ました。
軽い動悸と目眩がする。しかし、顔の表情は満足気であった。
「ハァ、ハァ、ハァ……やった…フフフ、やったわ……」