君だけを見つめて君だけを…
もうすっかり暗くなった辺り見て
私は自転車を起こそうと手を伸ばした…


桃李にまた抱き締められて…

『どうしろって言うんだよ…

俺はめいがすきなんだ…

どうして…』

『とおり…私はとおりの思うようにしたらいいと思うの桃李が中森さんを選んだならそれが正解だよ!私は桃李を好きだけど、桃李を幸せには出来ない…だってまだ、桃李を100%信じられる自信がないの…ごめんね…』

って桃李の背かに手を回して撫でた…



『めい、中森に何されたかだけ教え…』

真剣な顔の桃李

だけどこれだけは桃李に言えない…

『な、なに、まだそんなこといってんの?何もないから!!大丈夫だから♪』
って私は桃李を離して自転車に乗ろうとした


『桃李、ごめんね』
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