君だけを見つめて君だけを…
次の日俺はめいの学校の門のとこで
めいを待った…

しばらく待っていると…

めいが一人でこっちに向かってるのが見えた…

『めい』
って俺が呼ぶと

はっと、ビックリしたように前を向き、俺を見てきた…

『えっ?どうして…桃李がここにいるの!?バイト大丈夫なの!?』

やっぱりこいつは何時も人の事ばかり気にして…

『バイトは辞めたんだ…大切なことに気がついたから』
って笑った


めいは不思議な顔で
『そ、そうなの?』

って

俺の横に並んだめい…この位置久々だ

『今日は、一緒に帰ろうと思って…』
俺はめいの手を握って歩き出した…


そんな俺の手を握り返すことなく…
でも、振り払うこともしないでいてくれるめい…

『ごめんな…めいの辛いの半分にできなくて…俺きずいてやれなかった…しかも俺まではめられたんだから笑える…』

って言うと


『なんの事いってるの!?』

ってめいは頭に?が一杯って顔で俺を見てくる…


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