君だけを見つめて君だけを…
そんなある日

最寄り駅について


何時もメイの立ってるとこにメイがいなくて…


不思議に思ってた


そしたら待ち合いの中にはいると

どこかから


今の時代に馴染みのない


松田聖子の赤いスイトピーが聞こえてきた…


〝春色の汽車に乗って♪
海に連れていってよ♪
タバコの臭いのシャツにそっとやりそうから


なぜ、知り合った日から半年過ぎてもあなったてても握らない〟

小さくて消え入りそうな声…

メイの…


俺はメイの姿を探した

待ち合いの裏手がわにめいは

壁にもたれて

たっていた

俺が知ってるめいは


元気で
少しポッチャリしていて
背は小さくて

天使みたいにかわいい


でも、あいつと付き合って2年!?

人は変わる…

めいはうまく笑えてない…
痩せてしまって
かよわい…

アイツに合わせるために友達とも遊んでない


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