君だけを見つめて君だけを…
『めい!!』

『とおり?』
近づいたオレに
頑張って笑った…

オレどうにかしてあげたくて
『たくや、待ってんの!?』

オレを見て
『うん…今日は早くするっていってたんよね…』
って苦笑いした…

俺は
『そっか…じゃぁもうくるんじゃね?
でも、次の電車まで後二時間あるけぇ
オレも一緒に待ってやるけ』

めいは笑って
『とおり、ありがとう!何時もごめん』
って
涙をこらえてる顔で一生懸命に笑顔で言った…


俺は胸が締め付けられた…

卓也が憎かった

めいにこんな想いをさせてるから



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