君だけを見つめて君だけを…

電車に乗って
席に私だけを座らせて
私の前のつり革に捕まり前にたつ彼を見上げて見とれた…
夕日に照らされた
彼がとっても
美しかったから
顎のらいんが綺麗に出ていて
鼻筋が通って高い鼻

口元は大きくも小さくもなくて左右均等で
目もとは
黒目が大きくも横長な目もと…奥ぶたえだから、目尻だけが二重ラインが出ていて印象が柔らかくて、

髪は短めでたたせてあって
赤みの少ない…アッシュ系の茶色
暗くても染まってるのがわかるくらいの明るさ…

ボーッと見てると彼が
『なんだよ!めいちゃんそんな見たら穴空いちゃうだろ(笑)』

見ていたことがばれて真っ赤になる私は
『だって要くんかっこいいから…見とれちゃった…』
って笑ってごまかした

『有り難う!!めいちゃんにそう思ってもらえるなんて俺も嬉しいわ~』
って笑ってくれた

そのまま
『だけど、ゆいちゃん俺勘違いしちゃうよ』
って少し切ない笑顔を向けてきた

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