君だけを見つめて君だけを…
俺は電車を待つ間

めいに
『卓也のこと好きか!?』
って目を合わせずに聞いた

『ふふっどうかなぁ…』



沈黙…


『最初は大好きで
大切にされてるって思ってたんだけどね…
今は正直わかんない…何で待ってるのかも
どうして別れないのかも…
わかんないんだよね…
たくや、から振ってくれたらいいのにね…
そしたら私は、泣いて…忘れるのに…』

って目が仰いだ


『なんだよ…それ…
メイが好きなら俺は応援するけど…わかんねーのかよ…別れろよ』
って軽くいってみた

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