君だけを見つめて君だけを…

『わたし…ドキドキするよ…桃李といても…今でも…』

俺は期待した…やり直せるかもって…

『だけど、桃李は、私にドキドキしないんだね…私はあの日まで…桃李を信じきってた…当然のように桃李との未来があって…
浮気とか本気とか…どっちでもいいの…
私は、桃李にそんなことされるなんて想像すらしてなかったよ…
浮気のうの字もなかった…
でもね
どんなに好きでもどんなに一緒に居たくても…私は桃李を信じられない…
気持ちがついていかないの…』


俺を見ずにまた話し出しためい

『全く想像すらしなかったことが、起こってどうなったか分かる!?』

『…』

めいはまた、少しさっきより顔をあげて手をモモの下に引いて座り

『ここらがね…痛くて…自分が消えてなくなればいいって…きっと桃李にわからないね…』
って少し笑って言った


『…』

『だけど、いつかこの痛みは消えるよ!!大丈夫…


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