君だけを見つめて君だけを…
桃李side



めいにあった日から

1ヶ月

俺に…中学の同級生が声をかけてきた…

学校帰り…

地元の駅で電車を降りて
改札を抜けると…

四人の中学の同級生の女子がいた!!

その中の一人、中森 淳美が
俺に
『末富君…ちょっと話がるんだけどいいかなぁ!?』
って照れくさそうに

『あぁ』
って返すと他の3人は
じゃぁ頑張んなよって中森に声をかけて帰っていった…

『新垣さんと別れたって聞いたんだけど……わたしと付き合ってください』

俺は…少し笑って
『わりー俺はまだめいが好きなんだ…かっこわりーけど、俺には、めいしかいないから!!』
って答えると

『わたし、新垣さんの代わりでもいいの!そばにいたい…付き合ってみて好きになれなかったら別れて…ねっ』

俺は内心かなり、ビックリした…

中森ってこんなに積極的だったか!?ってか強引…


『いや、そう言うの辛くねぇ!?だって付き合っても、俺はめいを思ってんだぜ?』
って真顔で返すと

『じゃぁ好きじゃなくてもいいからそばにいるってダメかな!?付き合うとかじゃなくてさ!?』
って…

そんなやりとりをしてたら次の電車がついた…まさかそこにめいが来るなんて…

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