君だけを見つめて君だけを…


姿を見つけた俺…

めいが改札をくぐり近付く…

めいは、俺と中森に気づくと、
『さようなら』
っと軽く頭を下げて帰っていった…

俺たちの中学は上下関係が激しくて、後輩は先輩にあいさつをする


めいはどちらかと言うと余りそんなの気にしないタイプだったけど、挨拶を中森にしたってことはかなり、威圧感なんだろう…中森が…

『付き合うとかじゃないのなら別に友達だろ!?』
って言うと

『友達でも中のいい友達なら毎日一緒にいるよね!!』
って…

スゲーしつこい…

『わかったよ!好きにして…』
って俺が言うと

笑顔で
『ありがとう♪』

俺はうんざりしながら、自転車に乗って
帰ろうと、ペダルに脚を賭けた…

『ねぇ一緒にかえろ!?』
って自転車をつかんだ、中森に少しビックリした…

『あぁ』
って軽く返事をしたら、後ろのバブステップに脚をかけて乗った…

あれスゲー嫌だったんだ…
そこはまだめいしか乗ったことの無いとこだから…
聖地を汚された気分だった…

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