君だけを見つめて君だけを…
起立!礼!
『『お世話になりました』』

着席!!
先生が出ていく前に私のとこに来て

『今日は俺の雑用をしてもらうから、世界史資料室にこいよ』
っといい教室を出ていった…

はぁ~

まぁ数学や日本史じゃなくてよかった…

先生は年も私たちと近いしイケメンだし目の保養になるもんね♪

少しワクワクしてる私

隣から
『バかだなめいこは』
って夏也の声がした

私はこのクラスの男子にめいこと呼ばれてるんだ…

『何よ!!だってしょうがないでしょ!!お腹一杯で眠かったんだもん…』
って少しほっぺを膨らませた

『そうじゃなくて、シャーペンの向きだっての(笑)

おまえでこ大丈夫か』
って私のおでこに手が触れた…

一瞬半端なくドキッとした…
キッと顔赤い…
目が合わせられなくて下を向き
『だ、大丈夫でしょ』
って言うと
『いや、大丈夫じゃねーよ
めいこ鏡!!』

私は慌てて鞄からポーチをとりだし、鏡を出して自分の額をみてみた

確かに…少し傷になってる…
カット版を張って前髪で隠した…

『ぷふふふふぅーマジ俺めいこ好きだわ!!』
って笑いだす夏也…

< 80 / 116 >

この作品をシェア

pagetop