君だけを見つめて君だけを…
考えれば考えるほど…
私が触れてはいけないって
辛くなって…


私は鞄を肩にかけて
薄暗くなった教室を後にした…


何時ぶりだろう…
こんな時間に帰るなんて…

部活に所属していない私にとって
こんな時間まで学校にいる理由がないから…

体育祭前の一週間だけ遅くまで残って練習が毎年あるぐらいだけど…

それも夏前だから日が長い…こんなに暗くない…

駅まで私はトボトボ歩く

ふと
先生のことを思い出す…



はぁ~明日からどんな顔で先生に会えばいいの…


とりあえず明日は先生の授業はないかぁ~


どうしてあんなこと…

先生にとってはなんてことないことだったのかな!?

私にとっては…大問題だっての…




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