君だけを見つめて君だけを…
カフェについてまだ側の日当たりのいいところに二人で向い合わせで座る…

注文を済ませて
来るのを待ってる…

『私彼氏とこうやってデートするの夢だったんだ♪』
って両手を頬についてニコニコしてる
中森をみる…

『私初めてなんだ…彼氏…』

えっ?マジかよ…

軽々しく付き合ったりしたらいけなかったんじゃないか…?

てか俺がきついな…

『それマジなわけ!?』
少しこわばった顔になったと思うけど聞いた…

『うん!!だって私中学の時から桃李君が好きだったから
だけど桃李君が新垣さんを好きなのも見ていてわかってた…』
って切ない顔して
俺は見ていられなくて窓の外に目をやった…


??てかあれ…?めい!?

俺は心臓が飛び出るんじゃねーのってぐらいドキッとして

中森の話が全く聞こえなくなった…

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