紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
『お父さんっ!お母さんっ!起きてっ起きてよ…っ!』
お父さんとお母さんの周りには真っ赤な液体が流れていた。
父「こ…ぅ?笑顔が…素敵な強……ぃ女の子になるんや……ぞ?」
お父さんがゆっくりあたしに喋りかけた。
龍「おとーさん!おかーさん!
」
父「龍…か。お前は…紅を守る立派…な男に…なれ…。」
そう言ってお父さんはあたしと龍の頭を撫でた。
母「こ…ぅ?りゅ…ぅ?しあ……わせに…ね?」
お母さんはあたしと龍のほっぺたを、撫でた。
そして2人は笑って動かなくなった。
『「お父さん‼︎お母さん‼︎起きてよっ‼︎」』
あたしたちは幼いながらお父さんとお母さんが"死んだ"ということを理解した。