紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
隣の奴のオーラが黒くなった。
やべぇ。こいつ寝起き悪いやつか。
なによりも気まずい…。
話題…
『お前、名前は?』
転「人に名前聞くんやったら我から名乗れ。」
女なのか?こいつは。
と疑うくらい低い声とオーラ。
これでも一応NO.2だぞ?
なんだ、こいつおもしろい。
『……クッ…アッハッハッハッ』
やべぇ、腹いてえ。
こいつ絶対怒るw
けど止まんねえ。
転「はぁ⁈なんでこいつ腹抱えて笑っとん」
あー、これきっと心の中の声だな。
『ふぅ…お前、聞こえてる。』
やらかしたって顔してる。
『まあいい。俺の名前は五十嵐 蒼。』
転「ふーん。あたしの名前は如月 紅。」
こいつ、俺の名前聞いてもなんも言わねえのか?
顔色一つ変わっちゃいねえ。
『お前…俺のこと知らねえの?』