紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
『…なんでお前がおんねん。』
相当不機嫌だろう声が出た。
蒼「それはだな、凛がうるせえからだ。」
そう言った蒼の後ろからひょこっと凛が顔を出した。
凛「紅ちゃん、いつまで経っても来ないから迎えにきちゃった♪」
いやいや、迎えにきちゃった♪じゃねえよ凛さん。
よく見たら幹部以上が勢揃いやんけ。
『これから…学校いくの。』
そう言ってあたしは歩き出した。
凛「紅ちゃんはー、僕らと行くんだよ?紅ちゃん、遅刻だよね?僕、1時間目から紅ちゃんといっぱい話したかったのわかってたでしょ?なのに遅刻したよね?」
あぁ。悪魔様の降臨だ。
紅『…すいません…。』
凛「じゃあ、紅ちゃん僕らと一緒に学校行くよね?(にんまり」
天使の皮をかぶった悪魔だ、凛は
そういえば、凛は奈緒に似てるなあ。
紅『…行かせていただきます。』
凛は満足げに笑った。