紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
そろそろ、お腹が限界。
『ねえ、樹さん。コンビニ連れてって?』
あたしは隣で呆れながらケータイをいじってる樹に声をかけた。
樹「……………やだ。」
うん、だと思ったよ。
きっとこの人は女が嫌いだから。
女以前に大抵の人を好きではないだろうね。
あたしには関係無いこと。
あたしだって好きでこいつらに絡まれてるわけではない。
でも、約束破ったのはあたしだし…。
それに、きっとこの人もいい加減うんざりだろう。
このバカどもの口論は。
『これじゃあいつまでたっても終わらないから、何とも思ってないあなたがあたしを乗っけて。そろそろあなたも飽きたでしょ?』
そうあたしが言うと彼は考え出した。
樹「……………………わかった。乗れ。」
やっりぃ!物分りよくて良かった♪♪
変に怪しまれたくないから乗りにくそうに乗った。
そして、樹とあたしは5人を置いてコンビニに向かった。