紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
学校につくと女の前を歩いていく
さすがに屋上はこの時期冷える
この時期に行くのはバカの蒼くらいだ
俺は視聴覚室で足を止めた
『…ここ、俺ら以外入って来ねえから。」
ただ、俺が寒いとこ嫌なだけだけど
女「ん、ありがと。」
女は奥にあるソファに腰掛けた
そこ、俺が座ってるとこなのに…
テレビをつけて少し間をあけて座る。
女「これ、お礼な。ありがとう。」
女はコーヒー牛乳とタダでもらっただろうアメリカンドッグを差し出してきた。
俺は思わず目を見開いた
俺の好きなコーヒー牛乳だからだ。
でも受け取るのはシャクだ
しかしコーヒー牛乳も飲みたい
『……いらねえよ。』
やっぱ貰うのはシャクだ
『……やる。』
いや、俺いらねえって言ったよな?
ちゃんと言ったよな?
『あ?だからいらねえって。』
女「やるつってんだからもらっとけや!!!」
え!!
キレたよこいつ。
俺、蒼龍だよな?
俺にキレる女姉ちゃんくらいだったよ?
驚きを隠せなかった…
『……………わかった。』