紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
病室内の光景に思わず目を見開いた…
『ボロボロやんけ…』
蓮「おぉ、紅やんけ!どないしてんこんなとこで!!」
奈「紅ちゃん、何してんの!?こんなとこで時間潰してたらあかんやん!」
誉「ほんまやで〜!何してんねーん!」
峻「乳臭いガキは帰れ帰れ〜」
みんな冗談交じりに話す。
あたしは何も話せないまま眉をひそめる。
蓮「ごめんな…やられてもうたわ。紅龍守れへんかった…」
誉「俺らちょっと自惚れすぎたわ。どんな状況でも勝てる自信があったから、隙つかれてもーた。」
奈「ごめんね、紅ちゃん…」
峻「さすがの俺でも急に50人相手はきつかった(笑)」
蓮「……ほら、雅のとこいったれ…」
『…ん。』
何も言えなかった。
ただ唇を噛みしめるので必死だった…