紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
愁「紅ーっ。こっちこっち!」
すごい笑顔で恥ずかしげもなく手を振ってるのが愁くん。
あたしの父親代わり。
その隣で笑ってる綺麗な人が舞子(マイコ)さん。
愁くんの奥さんであたしの母親代わり。
2人ともすごく良くしてくれる。
「「「「「愁さん、舞子さん、こんちわっす。」」」」」
みんなが挨拶する。
愁「おう、元気やったかー?」
舞「こんにちわ。」
愁くんと舞子さんが返す。
愁「紅!もう、6時45分やぞっ!」
『分かってるて。やから要に車ちょっと飛ばしてもらったから。』
愁「もし、何か忘れてたらどうすんねん!紅のあほっ」
愁くんはほんま心配性。
舞「まぁまぁ、ええやないの。間に合ってんねんから。なぁ紅?」
私をフォローしてくれる優しい舞子さん。
蓮「紅、早よ行かな新幹線来るで〜。」
蓮の言葉で、あたしたちはホームへ向かった。