紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
「ねぇ、彼女〜。俺らと楽しいことしようぜ?ほら、早く。」
「いや…っ!」
今にもどっかに連れていかれそうだった。
『おい、こらクソガキ。』
「あ"?てめぇ誰だよ。」
『誰かって?ん〜、正義のヒーロー。』
そう言ってあたしは、にやっと笑った。
「何言ってんだよ。くそがっ!」
片方の男が殴りかかってきた。
ひらりとかわして、震えてる女の子の元へ行く。
『大丈夫か?動けれそうにないな…。とりあえずええって言うまで目ぇ閉じときな。』
「は…ぃ。」
女の子は素直にそっと目を閉じた。
『おい、クソガキどもめ。早よかかってこんかい。』
「なめやがって…っ」