桜桃(ぴんく)のくちびる/完



『せんぱい、私、好きなんです。』



とろ〜んとした目で僕の目を見つめながら、
言われた。






『付き合ってもらえなくても、いいんです。

せめて、キス、してください。』







その言葉に、どこか張り詰めていた糸が切れ、


居酒屋にも関わらず、


2人で濃厚なキスをした。

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