続・心友。~もうひとつの想い~
「そりゃそうやわ。そんな画像があるなんて知ったら、藍は……」
ユキの目が、涙でうるみだした。
ホントにそうだ。
それを知ったら、藍はきっと……
立ち直れないくらいに打ちのめされる。
どんなにショックで……どんなに悲しいか……。
せっかく前を向いて歩き出したというのに。
「わかった。藍のことはウチらにまかせて。悟は部活のミーティングが入って、一緒に帰れんようになったって言うとくで」
「うん」
マリアの言葉に、悟は少しだけホッとしたように、うなずいた。
「でもどうするつもりなん? 悟 」
思いつめた様子が、逆に心配になる。
「それは……向こうの出方しだい、かな」
「あいつ、脅してくるかもしれへんで」
ユキがささやいた。
「『この画像をばらまかれたくなかったら藍と別れろ』とかなんとか」