隣の席のヤンキーくんは…
よかった、傘を持ってきて

急いで帰ろうとした時
目の前に愛奈がいた

愛「どーしよう、傘ないよー」

どうやら、傘を持ってきてないらしい

しょうがねーやつだな

響「おい」

愛「ふえっ!?」

愛「ご、ごめんなさ…」

なんだ、こいつ?
まだ、俺に敬語を使ってる

響「なんで敬語を使うんだ
それに、なぜ謝るんだ?」

愛「えっと…その…」

おどおどし過ぎだっつーの!
確かに俺は、恐れられているけど
そこまで、おどおどしているやつ
見たことがねぇよ

響「まぁ、いいこれやるよ」

愛「えっ?」

響「じゃあな」


俺は、そう言って土砂降りの雨の中を
走って行った
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