淋しいお月様
私は早くも挫折しそうだった。
でも、ちゃんと最後まで作りたい。
おいしい料理を作れるようになって、セイゴさんに誉めてもらいたかった。
茹で上がったキャベツにひき肉で作った餡を入れる、と。
「あちちっ」
もうもうと湯気が立っているキャベツは、熱いのが当然だった。
なんとまあ、初歩的なミスを……。
私は思わず苦笑い。
こんな私を見たら、セイゴさんだって苦笑いをすると思う。あの、困ったような笑顔で。
とりあえず、キャベツの葉はザルに入れて冷ますことにした。
そうして、しばらくしてから餡を入れる。
また、手がぐちゃぐちゃになる。
この嫌な感じにも、慣れなきゃな。
キャベツの葉を広げて、ひき肉を入れる。
くるっと巻いていく。
あ、餡を入れすぎて、中身がはみ出てしまう。
でも、ちゃんと最後まで作りたい。
おいしい料理を作れるようになって、セイゴさんに誉めてもらいたかった。
茹で上がったキャベツにひき肉で作った餡を入れる、と。
「あちちっ」
もうもうと湯気が立っているキャベツは、熱いのが当然だった。
なんとまあ、初歩的なミスを……。
私は思わず苦笑い。
こんな私を見たら、セイゴさんだって苦笑いをすると思う。あの、困ったような笑顔で。
とりあえず、キャベツの葉はザルに入れて冷ますことにした。
そうして、しばらくしてから餡を入れる。
また、手がぐちゃぐちゃになる。
この嫌な感じにも、慣れなきゃな。
キャベツの葉を広げて、ひき肉を入れる。
くるっと巻いていく。
あ、餡を入れすぎて、中身がはみ出てしまう。