淋しいお月様
「何が食べたい?」
「あ……ロールキャベツ」
「合点」
「この間、ロールキャベツ作ってみたんだけど、うまく行かなくて……」
「じゃあ、一緒に作ろうか」
さらりと云ってのける彼。
「そんなに簡単にできるの?」
「簡単さ」
セイゴさんはテーブルの上に置いてある財布をスラックスのポッケにしまい、出かけようとした。
「セイゴさん、仕事は?」
また、夜のうちに出かけてしまうのではないかと懸念があった。
「今日は丸々休み。明日は夕方からリハで、あさっては朝から移動。まだライブツアー残ってるんだ」
「そう……。また、2週間くらい、会えないの?」
「すぐだよ。2週間なんて」
その言葉に安堵を覚えた。
2週間なんて、すぐだ……。
「あ……ロールキャベツ」
「合点」
「この間、ロールキャベツ作ってみたんだけど、うまく行かなくて……」
「じゃあ、一緒に作ろうか」
さらりと云ってのける彼。
「そんなに簡単にできるの?」
「簡単さ」
セイゴさんはテーブルの上に置いてある財布をスラックスのポッケにしまい、出かけようとした。
「セイゴさん、仕事は?」
また、夜のうちに出かけてしまうのではないかと懸念があった。
「今日は丸々休み。明日は夕方からリハで、あさっては朝から移動。まだライブツアー残ってるんだ」
「そう……。また、2週間くらい、会えないの?」
「すぐだよ。2週間なんて」
その言葉に安堵を覚えた。
2週間なんて、すぐだ……。