淋しいお月様
これって、デートになるのかな。
若森くんがその日は日中のスタンドのバイトがない日で。
たまたま、私も仕事お休みで。
じゃあ、食事にでも行きましょうということになり……。
私たちは、若森くんがバイトをしているマックの近くのファミレスで待ち合わせた。
デート、だなんて、いや、違う。
お友だちとして、食事をするだけだ。
ランチの時間、そのファミレスはごった返していた。
けれど、店内へ入った途端、まるで北極星のような目印のように、私の目は若森くんをとらえた。
彼が光って見える。
俳優を目指しているだけあって、そこそこの顔つきだし、オーラもある。
だからといって、恋愛感情があるわけではない。
私には、静哉という彼氏がいるのだから。
若森くんがその日は日中のスタンドのバイトがない日で。
たまたま、私も仕事お休みで。
じゃあ、食事にでも行きましょうということになり……。
私たちは、若森くんがバイトをしているマックの近くのファミレスで待ち合わせた。
デート、だなんて、いや、違う。
お友だちとして、食事をするだけだ。
ランチの時間、そのファミレスはごった返していた。
けれど、店内へ入った途端、まるで北極星のような目印のように、私の目は若森くんをとらえた。
彼が光って見える。
俳優を目指しているだけあって、そこそこの顔つきだし、オーラもある。
だからといって、恋愛感情があるわけではない。
私には、静哉という彼氏がいるのだから。