淋しいお月様
ダメだ……。
これじゃあ、ダメだ。
「あの、えっと……」
「何か様子おかしいね。また風邪でもひいた?」
そう言って、私のおでこに手をあててくれる。
もう、心臓バクバク。
今までずっと、何で平静でいられたのだろう。
どうして急に、恋愛のスイッチ入っちゃったんだろう。
私には、静哉がいるのに……。
「風邪、では、……ないです」
「おかしい」
「うん。でも、大丈夫だから、ほっといて。ほら、信号青」
セイゴさんは、慌てて車を出す。
さっきから緊張しちゃって、気持ち悪いくらいだ。
本当に……吐きそう……。
「ごめん、セイゴさん。どっか、トイレ……」
私は口許を押さえる。
これじゃあ、ダメだ。
「あの、えっと……」
「何か様子おかしいね。また風邪でもひいた?」
そう言って、私のおでこに手をあててくれる。
もう、心臓バクバク。
今までずっと、何で平静でいられたのだろう。
どうして急に、恋愛のスイッチ入っちゃったんだろう。
私には、静哉がいるのに……。
「風邪、では、……ないです」
「おかしい」
「うん。でも、大丈夫だから、ほっといて。ほら、信号青」
セイゴさんは、慌てて車を出す。
さっきから緊張しちゃって、気持ち悪いくらいだ。
本当に……吐きそう……。
「ごめん、セイゴさん。どっか、トイレ……」
私は口許を押さえる。