淋しいお月様
運転しながら歌っている彼の横顔を、ちらりと覗き見た。
やっぱり、素敵だ。
なんだか、セイゴさんが煌めいて見える。
やせっぽっちの、もやしっ子なのに、どこか頼もしい。
「何? じっと見て」
横顔を向けたまま、彼は言う。
「あ、いや……」
口ごもってしまう私。
セイゴさんも、それ以上は追及してこなかった。
私たちはスーパーで降り、夕食の材料を買った。
まるで新婚夫婦? なんてうかれている私の気持ちを、セイゴさんは知らずにいた。
どきどきしたり、気持ち悪くなったり、うかれたり、乙女ゴコロはフクザツだ。
やっぱり、素敵だ。
なんだか、セイゴさんが煌めいて見える。
やせっぽっちの、もやしっ子なのに、どこか頼もしい。
「何? じっと見て」
横顔を向けたまま、彼は言う。
「あ、いや……」
口ごもってしまう私。
セイゴさんも、それ以上は追及してこなかった。
私たちはスーパーで降り、夕食の材料を買った。
まるで新婚夫婦? なんてうかれている私の気持ちを、セイゴさんは知らずにいた。
どきどきしたり、気持ち悪くなったり、うかれたり、乙女ゴコロはフクザツだ。