お姉ちゃんの憂鬱
よく話を聞いてみると、あたしを迎えに家を出るまでは他にお家の人もいて、それなりに綺麗だったらしいリビング。
自分の部屋は汚かったけど、余計なことをすると散らかるとわかっていたため何も手をつけなかったと。
そしていざ準備をして出かけようと思ったら、部屋にある様々な散らかっていた物が目につき、やっぱりどうにかしないとと思った。
目につくものは他の所へと運び出してしまおうと思い、とりあえずリビングに移動。
適当に固めておけばそんなに物があるように見えないと結論づけて、リビングの床に放置。
そんなこんなしているうちに待ち合わせの時間が迫り、あとは帰ってきたらあたしに片付けてもらおうと思い出発。
しかし、実際にあたしが家の前に来たら、あんな状態の家を見られたくないと感じ、せめてリビングだけでも元の状態に戻そうと苦戦。
片付けられない星に生まれたさぁちゃんは、見事にさらに散らかして、今の状態に至ると言う訳だった。
…つまり、このサンダルはさぁちゃんの部屋にあったと言うことか…
部屋の状態を見るのが怖くて仕方ないんですが。