お姉ちゃんの憂鬱
「ご、ごめんなさい…」
「うん、いや、まぁこれを片付けるのが今日のあたしのミッションだからな。お片付けスキルの高さを見せつけてやりましょう」
「よろしくお願いします」
「さぁちゃんもちゃんと手伝ってよね?」
「それはもちろんでございます」
申し訳なさが爆発したのか、さぁちゃんのキャラが迷子である。
とりあえずリビングからか。
ここでご飯食べるんだろうしな。
「さぁちゃん、お代のご飯期待してますからね!」
「そこは任せて!」
よし、しっかり言質もとったことだし、始めますか。
「まずはここにあるさぁちゃんの部屋のもの全部集めようか!」
「はい!リーダー!」
やっぱりキャラが迷子である。