お姉ちゃんの憂鬱
「やっぱ胡散臭メガネって言ってんじゃねーかよ。お前は教師をなめてんのか。あぁ?」
「やーメグ助けてーこのお兄さん怖いよー。」
「激しく棒読みだな。かーちゃんもっと台詞に心こめろ。」
「先生、お姉ちゃんのこといじめるとメグくんが黙ってないですよ。いいんですか?」
「オレ直江がどのポジションにいるのかまだ把握できてなのだが。」
「メグくん、直江なんて他人行儀ですよ。メグくんだけ特別直ちゃんと呼ばせてあげましょう。」
「えー、メグばっかズルイー。お姉ちゃんも直ちゃんって呼びたいー。」
「いやオレも呼ばないけどね。」
「なんでもいいけど、グループの構成決めない?班長とか必要じゃない?」
「じゃあ村さんが班長で。」
「山さんは町内会長だろ?」
「お姉ちゃんはお姉ちゃんですし。」
「メグと直くんはどーする?」
「メグくんはギラギラ担当で、僕は書記でもやりますよ。」
「…もう勝手にしろ、と言いたいところだが、班構成に町内会長とお姉ちゃんとギラギラはないからもう一度よく考え直せよ。」
ですよねー。